人のいなくなった街

とにかく閉まってる。どこも開いていない。交通機関も止まっている。これがアイルランドのクリスマス。そして通りは人通りもなくまるでゴーストタウン。特に飲食店などの並ぶ裏通りは著しい。

たまにはそういう事情を何も知らずにブラリと訪れて途方に暮れる旅行者もいるんでしょうねえ。

中央バスステーションの表と裏。いずれも普段なら何台ものバスが並んでいるのですが、全て車庫入りしているため、一台のバスも見られません。ターミナルビルの待合室も鍵がかかっていて入れません。何しろ今日は一本のバスも運行されませんので。エアポートバスさえも運休。当たり前、だって空港も閉鎖なんですから。

ケント・ステーション。と名前がついていますが、コーク市内唯一の鉄道駅です。アイルランド国鉄は、毎年12月25日と26日の丸２日間、全ての列車が運休します。24日も夜遅い列車は殆ど運休です。こちらは駅のホームに列車が２本、おとなしく停まっていましたが、駅の入口は鍵がかかって中に入ることはできません。

そして、人通りの全くない横道・裏通りの数々をご覧下さい。全てシティー・センター、真昼間です。人がいなくなるのを待って撮った写真は１枚もありませんよ。

余計なことですが、住んでいる方へ。この日は退屈でやる事がない、なんて言わないで、カメラを持って街へ出ては如何ですか。というのは、車がとっても少ないので、それだけでも色々な写真が普段よりずっと撮りやすいのですよ。